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※本旅行記は2022年の5月の旅行を元に記載しています。
目次
1. 三宅島とは

伊豆七島にある島の一つであり、東京から南へ約180kmの位置にあります。東京の山手線の内側とほぼ同じ大きさの島です。年間平均気温は17.7℃、30℃を超える日や0℃以下になる日は少なく、1年を通して温暖な気候の住みやすい島です。
三宅島は富士火山帯に含まれる活火山であり、近年では2000年の雄山山頂噴火、それ以前では1983年阿古地区の噴火、1962年坪田地区の噴火と約20年周期で噴火を繰り返しています。
豊かな自然に囲まれた三宅島では、釣り・ダイビング・海水浴等のマリンスポーツをはじめ、トレッキング・サイクリング・バードウォッチング・ボルダリング等、陸上のアクティビティを楽しむお客様も近年増えております。
ツアー総額
■利用施設
05/02(土) 【春】往復大型客船で行く三宅島!民宿2泊5食(東京発着)
4名1室x1室
夕食・翌朝食付
■その他(オプション)
チケット配送料
■旅行費用
費用合計 146,500円
《費用明細》
基本料金(大人)
36,500円x4=146,000円
配送料
500円x1=500円
旅行費用合計
146,500円
2. 利用したプランと予算
利用したプラン
今回は、オリオンツアーで予約をしました。
利用した民宿
宿泊場所は、民宿の「みなと」でした。
錆ヶ浜港から0.5kmと好立地であり、ふるさとの湯という温泉にも近いです。和室6室で定員18名と規模は大きくありませんが、1泊夕朝食付きで7,700円~とリーズナブルであり、かつ食事も新鮮な海鮮が多く提供されるため、非常におススメです。

宿には客からの手紙が多くあり、リピーターが多いことが窺えます。ひと夏に二回くる客もいるそうです。

朝食は船が着く一日目の朝にも提供されます。これは他の島にないサービスです。

ご主人が獲ってきた魚も多く振舞われます。

野菜は自家菜園のものも多く使っているようで、新鮮で美味しいです。

また、客が釣りで持ってきた魚をさばいてくれました。自分で釣った魚を食べるのは本当に良い思い出となります。

揚げ物の他、刺身も造ってくれます。

利用した船
今回は夜行船を利用しました。
東海汽船(9173)が運営しています。

橘丸という黄色い大型船に乗っていきます。
六時間くらいかかるので、時間がない方は飛行機がおススメです。
ただ、夜浜松町から出発となるため、美しい夜景を見ながら移動できるという副産物がついていきます。

島内の移動
島内の移動は、錆ヶ浜港近くにある観光施設、「ここポート」内にある電動式のレンタルサイクルを利用しました。一日2,500円で借りれます。三宅島は坂が多いので、電動アシストは非常に助かります。

予算
行程:2泊4日
ツアー代金(船代往復+宿泊代+二食付き):36,500円(往復大型船二等)
食費:約7,000円
娯楽費:約13,500円
合計:57,000円
3. 三宅島の観光地紹介
七島展望台

雄山の中腹付近にある展望台です。
天気の良い日には、北は大島から南は八丈島まで伊豆諸島の島々を一望できます。
景色という点では島最強のスポットなので、是非行ってみてください。

新鼻新山

海岸に見える黒い高まりが新鼻新山と呼ばれています。周りを囲んでいる砂丘は、1983年噴火の最後に噴火した火口が作った火砕丘です。

GLAYの「However」という曲のPVのラストを飾った有名地です。
雄大な自然を感じたい方と、GLAY好きの方は是非
メガネ岩

溶岩流が波で侵食されてできた奇石です。かつてはメガネ状でしたが1959年の伊勢湾台風で片方が壊れてしまったそうです。
火山体験遊歩道

1983年10月3日に発生した噴火により発生した溶岩流の上に、作られた遊歩道です。
一体が溶岩流でできており、大地の恐ろしさを感じることができます。

溶岩に飲み込まれた阿古小中学校が当時のまま残されており、夜来ると少し怖いです。

ふるさとの湯

舐めると塩っ辛い、茶色がかったナトリウム性のお湯が特徴の温泉です。露天風呂の温度は非常に低いため、ゆったりと過ごしたい方におススメです。
料金は大人500円とリーズナブルです。自分は3回も行きました。

ロッカーに限りがあるため、空いている時間を狙っていくのがおススメです。

ふるさとの湯近くの道が夕焼けや星を見るスポットとして適しています。
大路池(たいろいけ)

二千年以前に水蒸気爆発によって形成された火口湖で、四季を通じて満々たる水をたたえており、現在は村の簡易水道の貴重な水源として活用されています。太宰治もこの地を訪れているそうです。
非常にゆったり出来る場所なので、是非
三七山

1962年に発生した噴火により、大量な噴石が積み重なってできた噴石丘は、高さ数10mにも達し、噴火の起こった年号から「三七山」と呼ばれたそうです。
伊豆岬灯台

明治42年に建造された純白のランプ式無人灯台がシンボルの岬です。 灯台以外に明かりが無いので、星空観賞のスポットとしても大人気だそうです。
また、ベンチも多数おかれており、デートスポットとしては最適かも。
4. 三宅島のグルメ
釜めし

やまのべ旅館に併設されたカフェ?みたいなところで食べました。伊豆七島で本格的な釜めしを食べられるのはここだけかもしれません。
メニューは1,500円から1,800円の間です。他にカレーやフィッシュバーガーもあるそうですが、とにかく釜めしが絶品なのでおススメします。

自分は金目鯛の釜めしを食しました。釜めしの他に、トビウオの燻製が乗ったサラダに漬物、お吸い物がついてきます。

釜めしはとにかく味付けも丁度良く絶品です。値段以上の満足感があります。

それ以上に絶品と言っても良いのが、カメノテが入ったお味噌汁です。出汁がめちゃくちゃ効いており、本当に美味しいです。

彦七

三宅島唯一の蕎麦屋です。値段は少しお高めですが、とにかく量が多いので、がっつり食べたい方にはおススメです。

蕎麦は太麺ですが食べやすかったです。天ぷらはエビがプリプリで絶品でした。

5. 利島のその他魅力
釣り

今回は民宿みなとに泊まりましたが、近くのホテルである海楽は何度か足を運びました。理由としては、綺麗な釣り竿が借りれることや、釣り餌が買えることがあります。クレジットカードが使えるのも嬉しいです。
レストランも併設されており、人の出入りが多いです。

釣り竿は一日レンタルで2,000円、釣り餌は450円から購入できます。撒き餌ももちろん売られていました。

釣りは海楽近くの錆ヶ浜港で堤防釣りができます。立ち入り禁止となっていたため地元の店の何件かに確認しましたが、普通に入れるようです。これも島ならではですね。

アカハタやアジ、カサゴ、カワハギ等が釣れました。地元ではルアーフィッシングも流行っているようです。

カメ

三宅島では、カメが至る所にいます。ふと海を見ているとぷかぷかと浮かんでいるので、是非探してみてください。
スーパーの品ぞろえ

意外と言っては失礼ですが、三宅島のスーパーはお弁当からお酒、日用品と品ぞろえがかなり良い印象でした。とくに土屋食品というスーパーは規模が比較的大きく、何でも揃います。
今回旅行の総合的な評価としては、魚のたんぱく質を沢山取れたので大変満足でした。初心者でも釣りが出来のもプラスポイントです。次はドルフィンスイムに挑戦したいと思います。