星野リゾート宿泊記 界川治

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1. 界川治とは

界川治は、星野リゾートが運営する旅館の一つです。栃木の隠れ湯である川治温泉郷で、水車が出迎える宿は渓流沿いに建ち、開放的なリバービューが広がります。野趣あふれる露天風呂に浸り、里山の知恵を知る心地よい時間が過ぎていきます。

里山の日常生活に根付いた「里山の知恵」を楽しめる、おもてなしが用意されています。様々な大豆の中から好きなものを選んできな粉をつくる手挽きの石臼体験や烏山和紙の手漉き体験は、大人も夢中になれます。

【参考】界川治

アクセス

東京からだと日光宇都宮道路を利用して車で行くことが出来ますが、自分は電車を利用しました。

界川治は、北千住駅からリバティ会津号で130分の川治湯元駅から徒歩で向かいます。

川治湯元駅で降ります。周辺にはほぼ何もありません。

新藤原駅からPASMOの使用ができないらしく、東京からお越しの方は現金で300円程度取られます。理不尽です。

PASMOが使える駅で処理連絡票を渡して精算する必要があります。

徒歩だと15分かかるので、歩きがつらい方は送迎バスを利用してください。

地域でも一番目立つ建物が界川治です。

2. 利用したプラン

今回利用したプランは、地域限定優待プランで定員4名の渓流和室です、もちろん、星野リゾート系列の宿泊で一番の楽しみである夕朝食付きです。全て込みで一人当たり24,350円のプランでした。

界ブランドの特徴としては、チェックアウトの時間が遅いということが挙げられます。12時チェックアウトです。ちなみに、チェックインは15時ですが、早く行きすぎても部屋に入れません(アーリーチェックインのオプションはあり)。

もう一つ「界」ブランドの良い点としては、一つの施設におけるお客さんの総数が少ないことです。そのため、お風呂や食事もゆったりと楽しむことができます。また、若者が少ないため、ガヤガヤワイワイした雰囲気が苦手な方には本当におススメです。

また、界ブランドは施設ごとに値段が大きく異なるという点があります。ダイナミックプライシングなので値段は季節ごとにことなりますが、紅葉の時期に訪れた界加賀は約5万円かかりました。ちなみに界津軽と界鬼怒川は約4万円でした。

1階が大浴場と湯上り処、2階が売店やトラベルライブラリー、その他が客室みたいです。

また界には、「界タビ20s」という若者には嬉しい激安プランがあります。これは、20代限定のプランで月~木曜日限定で予約できます。1泊2食付で一名当たり 19,150円で宿泊できる最高のプランです。

【参考】星野リゾート宿泊記 界加賀

【参考】星野リゾート宿泊記 界津軽

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【参考】星野リゾート宿泊記 界別府

【参考】星野リゾート宿泊記 界アンジン

3. 界川治のサービス

ご当地楽

星野リゾートの「界」では、その土地ならではの魅力を楽しめるよう特別なおもてなしである「ご当地楽」が用意されています。

界川治のご当地楽は、きな粉挽き体験です。小型の石臼が用意されており、きな粉を作ることができます、

赤や緑、大小様々な大豆の中から好きなものを選んで、お好みのきな粉作りができます。大人も思わず夢中になってしまいます。

結構難しいかもです。

少し殻が残ってしまいます。

烏山和紙の手漉き体験

界川治では、館内で栃木を代表する和紙である「烏山和紙」の手漉き体験を開催しています。

時間ごとに参加人数が限られているため、宿に到着したら予約チケットを取りましょう。

結構地味な作業を行いますが、徐々に紙っぽくなっていく姿は楽しいです。

乾かしたら次の日に忘れず持ち帰りましょう。

トラベルライブラリー

界川治には、ゆっくりくつろぐことができるトラベルライブラリーが1Fのフロント脇に設置されています。トラベルライブラリーとは、ご当地の歴史や文化、自然、工芸にまつわる本から旅情を盛り上げる物語まで、ずらりと並んでいる場所です。

無料の水や紅茶、ゆず系のドリンクが置いてあります。

もちろん、コーヒーマシンもあります。24時間いつでも利用することができます。

ここで淹れたドリンクは、どこへでも持ち運ぶことができます。

湯上り処

湯上がり処には、無料のドリンクの他に座禅を組める場所があります。

自動販売機もあります。

無料のドリンクは、はとむぎ茶とレモン水が置いてありました。

座禅を組むところです。

もちろん、界に必須のアイスキャンディーもあります。界川治のアイスキャンディ―は何種類もあり、飽きがこなさそうです。

ウェルカムサービス

和菓子が置いてあり、小腹が空いたときにに嬉しいです。

アメニティ

界川治のアメニティです。部屋には乳液からローションまで、スキンケア商品が一式揃っています。また、ヘアゴムや櫛、カミソリ、歯ブラシも部屋に無料でついております。タオル等を持ち運ぶ際に使う風呂敷もおしゃれです。

部屋着として。作務衣や上着があります。服のサイズは受付で変える事ができます。

ドリンクサービス

冷蔵庫には、冷水筒に入った無料のお水とジュース、甘酒やハートランドビールが入っていました。

食器は豊富に用意されています。特に界のドリップコーヒーは美味しいのでお持ち帰りください。

4. 界川治の部屋

今回私が宿泊したのは、「渓流和室(定員4名)」です。

扉を開けると渓流が目に飛び込みます

窓一面に大自然が広がる素敵な景色が広がります。清潔で非常にシンプルな部屋です。

ソファーやベッドもゆったり配置されています。

掘りごたつがあり、付近に電源があるためPCでの作業はここが最適みたいです。

お風呂やトイレも流石星野リゾート、綺麗で清潔です。アメニティも非常に充実しています。もちろんドライヤーも完備されています。トイレはシックかつ綺麗ですね。

古くもトイレが綺麗です。

シャワーも良い感じ。

ルームキーは瓢箪です。

5. 界川治の食事

界川治では、会席料理を楽しむことができます。栃木の里山を感じさせる会席料理です。

夕食

界でのお食事は、空間を贅沢に使ったモダンな食事処で楽しむことができます。

渡り廊下からロマンチックです。半個室の部屋でゆっくりと食事を楽しめます。

半個室は広々としています。

今回は特別プランのため、辻善兵衛という日本酒が振舞われました。

追加で日本酒の飲み比べセットも頼んでしまいました。鳳凰美田と姿、大那の3種類でした。

お品書きは下の写真の通りです。メニューは相変わらず種類が豊富です。特産の山の素材を使用した料理があります。意外に海の幸も多いです。

界川治の料理は、かんぴょうやニジマスといった地元の特産品を多く使っている印象です。他の界でもそうですが、出汁を大切にしております。

絶品のかんぴょうの手毬寿司です。チーズと相性が良かった。

吹き寄せ卵です。出しが効いた上品な味です。

メインは小皿に乗った宝楽盛りの八寸料理とお造りです。ニジマスとなめたけのタレが凄く会います。なめたけのタレは、米酢とごま油、なめたけをブレンドしているようです。また、くりはほくほくで甘すぎず美味しいです。

天ぷらも美味しいです。

海の王様、ズワイガニなんかも出てきます。

界名物の土鍋ご飯です。おこげがめちゃくちゃ旨いです。界川治の土鍋は豆がベースで、素朴な味ながらも本当に美味しくいただきました。

汁ものとよく合います。

和牛の陶板焼きもご飯と共に出てきます。美味しいです。

汁ものは相変わらず美味しいです。

デザートにはシャインマスカットと甘納豆が!!!

朝食

目覚めにほうじ茶がでます。

お米の炊き方も固めで、干物やお浸しと非常に合います。

豆腐が非常に美味しいです。

界川治の朝食のメインは鬼子蔵汁です。舞茸や野沢菜、鶏肉なんかが豊富に入っており、飲んだ次の日の朝に染みます。めちゃくちゃ美味しいです。

6. その他

売店

界川治の売店は、お土産ものやお酒、お菓子といったものがバランスよく並べられておりました。自分は里人の宴という地元の発泡酒を購入しました。

なんと大豆を使ったビールらしいです。

じゃっかんきな粉の風味があり、美味しかったです。

川を見ながら、乾杯しましょう。

足湯

界川治には、お庭の中に足湯があります。渓流を一望できる見晴らしのよい場所で、コーヒーやアイスキャンディ―なんかも持ち込むことができます。

夜も昼も雰囲気がよいです。

水車の模型?もあります。

綺麗で本当に癒される空間です。

7. 周辺施設

小網ダム

川治温泉から湯西川温泉方面へ行く途中の、国道121号沿いにあるダムです。場所はわかりやすいです。

茂みをかき分け、階段を降りるとダムがあります。

中々雄大です。

お酒を購入したい時は・・・、「登屋本店」

界川治の周辺には飲食店や居酒屋、酒店が少ないです。そのため、鬼怒川温泉へと足を伸ばすと優良な店に出会えます。

鬼怒川温泉駅に来た際は、登屋本店にいきましょう。角打ちもやっており、日本酒に詳しい店員さんが丁寧に説明してくれます。

地ビールの樽も置いてあります。

日本酒の飲み比べや、軽いおつまみもあります。最高です。

総合的な評価としては、少しアクセスが悪いですが、ご飯も美味しく、界の中では庭がかなり充実しているという印象でした。また、他の界と比較して料金が抑えめなので、コスパは非常に良いと感じます。ただ、トラベルライブラリーの机が低いため、仕事や勉強は掘りごたつのある部屋でやらないと結構厳しいかもです。

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このサイトを運営しているhk5です。
1991年生まれ、東京生まれ東京育ち。
都内の某私立大学を経て、某シンクタンクの支社決算業務の主担当として従事。 3年半勤務後、某コンサルテインングファームでAIプロジェクトの企画書作成、某金融機関のチャットシステム実装のPMO、某政府系組織のシステム企画の要件定義等を経験する。
現在、都内の某国立大学院で経営学を学習中。加えて、大学院と提携しているコンサルティングファームと協業し、将来の公立病院の経営戦略をテーマにレポートを執筆中。
また、中小企業診断士として、週1~4程度の頻度でベンチャー企業の業務を手伝い、新事業企画の立案や収支シュミレーションの作成等、パワーポイントを中心とした資料作成や市の融資相談員を行っている。
趣味は星野リゾートと離島巡り。日本中回りたいと思っている。
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