星野リゾート宿泊記 界鬼怒川

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1. 界鬼怒川とは

界鬼怒川は、星野リゾートが運営する旅館の一つです。鬼怒川の渓流沿いに建つ温泉宿へは、ガラス張りのスロープカーで行くことができます。益子焼の水琴窟がある中庭には炬燵が置いてあり、芽吹きから紅葉、雪景色を楽しむことができます。

また、毎晩受付横で開催される益子焼ナイトは、「益子焼マイスター」が益子焼の特徴や歴史、文化のほか、器の楽しみ方を楽しく紹介してくれます。鬼怒川の魅力を目いっぱい感じることができる、そんな宿です。

【参考】界鬼怒川

アクセス

私は、新宿からスペーシア鬼怒川を利用しました。約2時間弱の旅程です。座席が広く、非常に快適でした。

鬼怒川温泉駅から一応徒歩圏内ですが、大人の足で大体20分くらいかかります。121号線から行く場合は、若干看板を見落としやすいので注意しましょう。

121号線を歩いていると、看板があります。ここを曲がると坂道があり、ひたすら歩いていきます。

するとこんな表示が出てくるため、さらに歩きます。

ここでやっとスロープカーに到着します。歩くのが嫌いな方はタクシーが無難です。

2. 利用したプラン

今回利用したプランは、界特有のひとり旅プランで予約しました。もちろん、星野リゾート系列の宿泊で一番の楽しみである夕朝食付きです。全て込みで41,450円のプランでした。

界ブランドには、「ひとり旅」という一人には嬉しい割引プランがあります。最大30%も割引されます。それでも高いのですが、他の方とのご都合が合わず、一人で温泉を楽しみたい方には非常におススメのプランです。このプランの注意点は、44日先の日付までの予約しかできない点です。

あと、界ブランドの特徴としては、チェックアウトの時間が遅いということが挙げられます。12時チェックアウトです。ちなみに、チェックインは15時ですが、早く行きすぎても部屋に入れません(アーリーチェックインのオプションはあり)。ただし、少し早めに到着してしまった場合は、非公式ですがカフェでくつろがせてもらうことも可能です。

もう一つ「界」ブランドの良い点としては、一つの施設におけるお客さんの総数が少ないことです。そのため、お風呂や食事もゆったりと楽しむことができます。ちなみに、界鬼怒川の客室フロアはAからC棟まであり、それぞれ3階まであります。

また、界ブランドは施設ごとに値段が大きく異なるという点があります。ダイナミックプライシングなので値段は季節ごとにことなりますが、紅葉の時期に訪れた界加賀は約5万円かかりました。

【参考】星野リゾート宿泊記 界加賀

3. 界鬼怒川のサービス

スロープカー

ただの移動手段なのですが、もはやサービスの一つといっても良いでしょう。徐々に上がっていくため、宿への期待が膨らみます。まさに非日常ですね。

トラベルライブラリー

旅館のロビー横には、ゆっくりくつろぐことができるトラベルライブラリーが設置されています。トラベルライブラリーとは、ご当地の歴史や文化、自然、工芸にまつわる本から旅情を盛り上げる物語まで、ずらりと並んでいます。

あまり広くはありませんが、全ての席から綺麗な中庭を眺めることができます。また、ソファーの後ろには、益子焼がずらりと並んでいます。

また、無料のドリンクが常時置いてあります。コーヒーマシンの他に、ティーパックや黒豆茶が常備されており、いつでもくつろぐことができます。

益子焼ナイト

毎日21時15分からは、益子焼ナイトが行われます。どのような素材が使われ、どのような特徴があるのかを教えてもらえます。

自分の好きな器を選んだら、是非参加しましょう。お菓子ももらえるため、目も口も満足です。

大浴場

15時~25時、5時から11時半まで営業している界鬼怒川唯一の大浴場です。露天風呂と内風呂があり、界の中では比較的広い部類に入ると思います。とくに露天風呂は宿泊者数の割りには広くてゆったりできます。

くつろげるスペースも結構広いです。

湯上り後のスペースには、界の特徴であるアイスキャンディーと黒豆茶がおいてあります。

栃木の地酒みっけ旅

栃木にある界では、酒処である地元を再発見するマイクロツーリズム滞在プログラム「栃木の地酒みっけ旅」を行っています。

県内の地酒を飲み比べることができ、酒好きには非常に嬉しいプランとなっております。三種類選べるプランが2,000円、五種類が3,000円となります。

個人的には、澤姫の大吟醸が絶品でした。

アメニティ

界津軽のアメニティです。ヘアゴムや櫛、カミソリ、歯ブラシは部屋に無料でついております。タオル等を持ち運ぶ際に使う風呂敷もおしゃれです。

部屋着として。作務衣や上着があります。寝巻を持っていかなくてもリラックスできますね!二つとも押し入れに入っております。

カイロもあるため、寒がりには嬉しいところです。

なお、上着もしっかり用紙されています。

ウェルカムサービス

部屋に到着すると、和菓子とせんべいが用意されています。特にせんべいは夜食に重宝します。

冷蔵庫には、他の界と同じく無料のお水と有料のお茶とアルコール類が格納されています。お茶は210円、ビールは440円です。ドリップコーヒーは無料で飲むことができます。

界鬼怒川湯上りビールセット

界鬼怒川では、16時~20時までの間に、界鬼怒川湯上りビールとおつまみのセットを楽しむことができます。このビールは、界ブランドで開発された「至福の湯上がりビール」を同ブランドの全国15施設で、2020年夏より一斉提供しているものです。このビールの特徴は、湯上がり後に飲みきれる200mlの小瓶であり、かつ糀を使った苦味が少ないまろやかさにあります。加えて、施設ごとにビールに相性のよいご当地おつまみを考案されるため、訪れるところどころで異なる楽しみ方ができます。

界鬼怒川では、ビールと共にたまりチーズと生ハムが提供されます。もちろんビールにも合うのですが、日本酒にも合います。是非一度ご賞味あれ。

4. 界鬼怒川の部屋

今回私が宿泊したのは、「とちぎ民藝の間」です。客室全てが同じ作りのようです。ローベッドとソファを配置した快適空間に益子焼や黒羽藍染などの伝統工芸が散りばめられています。

部屋に入るとまず何もない空間が目の前に現れます。これは界名物と言ってもよいでしょう。非日常を感じさせてくれます。

ソファーからは鬼怒川の街が一望でき、最高にくつろげます。

お風呂やトイレも流石星野リゾート、綺麗で清潔です。アメニティも非常に充実しています。もちろんドライヤーも完備されています。

他の界にはない界鬼怒川の特徴として、部屋のベランダが広くて心地よいということがあります。朝にコーヒーを飲みながら外を眺めるのも贅沢です。

5. 界鬼怒川の食事

界鬼怒川では、会席料理を楽しむことができます。とちぎ民藝の代表格である益子焼を使い、旬の食材を活かした食事が提供されます。料理だけでなく、使われている器にも注目し、夕食の時間を楽しむことができます。

夕食

旅館に備え付けられているレストランで、中庭を眺めながら食事をすることができます。窓際の席と半個室の席の二種類あります。

また、夕食時には簡単なクイズを楽しむことができます。詳細は現地で確認してください!自分は正解してポストカードをもらいました。

まず、飲み物を決めます。自分は日本酒を頼みました。もちろん鬼怒川温泉ビールというクラフトビールあります。ただ星野リゾートということもあり。ちょっとお高めですが・・・。

綺麗な益子焼で提供されるため、テンションが上がります。

お品書きは上の写真の通りです。山の幸と海の幸がバランスよく提供されます。全部めちゃくちゃうまいです。しかい、食事の味付けが繊細なため、濃い味が好きな若者には多少合わない可能性があります。

一つ一つの食事に異なった器が使われています。盛り付けも綺麗にされており、五感で食事を体験できます。色味も綺麗ですね。

メインは小皿に乗った八寸料理とお造りです。フォアグラ干し柿がとんでもなく美味しかったです。

揚げ物でもフォアグラがでます。

この炊き込みご飯は、鰤がメインです。美味しいのですが、個人的には、川魚を使ってほしかったのとご飯が緩かったことが不満でした。。

もちろんデザートもあります。豆乳が使われており、まろやかです。

朝食

界鬼怒川では朝食も非常に凝った内容で、大変満足です。

湯葉も納豆も何もかも絶品です。

6. その他

売店

界鬼怒川には、こじんまりとした売店があります。お酒も売っています。

品揃えはそんなによくないです。

中庭

旅館の部屋は、綺麗な中庭を加工ように位置しています。そのため、少しでも足を伸ばせばどこからでもすぐに行くことができます。

こたつもあります!

遊歩道

ケーブルカーを使うのが面倒な人は、遊歩道を使いましょう。大体3分くらいで下に降りることができます。結構散歩を楽しむことができます。

お酒を購入したい時は・・・、「登屋本店」

界鬼怒川の周辺には居酒屋や酒店が少ないため、夕食後の晩酌に若干困ります。そのため、宿へ向かう前にお酒を調達したいところ。

そんな時は、登屋本店にいきましょう。角打ちもやっており、日本酒に詳しい店員さんが丁寧に説明してくれます。

総合的な評価としては、接客やサービス、食事全てにおいて一流でした。しかし、各所に置いてあるドリンクがたまに無くなったまま放置されているのと、アクセスが若干悪いというところが少し気にかかりました。

病院の現在の状況と病院の収益構造の説明

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このサイトを運営しているhk5です。
1991年生まれ、東京生まれ東京育ち。
都内の某私立大学を経て、某シンクタンクの支社決算業務の主担当として従事。 3年半勤務後、某コンサルテインングファームでAIプロジェクトの企画書作成、某金融機関のチャットシステム実装のPMO、某政府系組織のシステム企画の要件定義等を経験する。
現在、都内の某国立大学院で経営学を学習中。加えて、大学院と提携しているコンサルティングファームと協業し、将来の公立病院の経営戦略をテーマにレポートを執筆中。
また、中小企業診断士として、週1~4程度の頻度でベンチャー企業の業務を手伝い、新事業企画の立案や収支シュミレーションの作成等、パワーポイントを中心とした資料作成や市の融資相談員を行っている。
趣味は星野リゾートと離島巡り。日本中回りたいと思っている。
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